文書の表示コメント以前のリビジョンバックリンク全て展開する/折り畳む文書の先頭へ この文書は読取専用です。文書のソースを閲覧することは可能ですが、変更はできません。もし変更したい場合は管理者に連絡してください。 {{tag>国語 漢文}} # 知音 ## 書き下し文・現代語訳 「伯牙(はくが) 琴を鼓(こ)し、鍾子期(しょうきし) 之(これ)を聴く。」 →伯牙が琴を弾き、鍾子期はこれを聴いた。 「琴を鼓するに方(あ)たりて、志 太山(たいざん)に在り。」 →琴を弾いた際、心が泰山にあった。 「鐘子期曰く、「善きかな、琴を鼓する、巍巍乎(ぎぎこ)として太山のごとし」と。」 →鐘子期が言うことには、「素晴らしいなぁ。琴の音がまるで高くそびえる泰山のようだ。」 「少選の間(かん)にして、志流水に在り。」 →しばらくして、心は流れる川にあった。 「鐘子期又曰く、「善きかな、琴を鼓する、湯湯乎(しょうしょうこ)として流水のごとし。」と。」 →鐘子期が言うことには、「素晴らしいなぁ。琴の音がまるで勢い盛んな流水のようだ。」 「鐘子期死す。伯牙 琴を破り絃(げん)を断ち、終身 復(ま)た琴を鼓せず。」 →鐘子期が亡くなった。伯牙は琴を破壊して弦を切り、終生二度と琴を弾かなかった。 漢文/知音.txt 最終更新: 2025/02/08 22:29by seiya